サンホラー de さだまさらー

Sound Horizonのこと、さだまさしのことなどを書いています、多分

2010-6-22「国王陛下生誕後夜祭」

完全に自分だけが楽しい、長い長いコンサートレポートです。

まずはセットリスト。

光と闇の童話

この狭い鳥籠の中で

彼女が魔女になった理由

霧の向こうに広がる世界 schwarzweiβ

エルの天秤

エルの肖像

黄昏の賢者

11文字の伝言

冬の伝言

呪われし宝石

朝と夜の物語

海を渡った征服者たち

神々が愛した楽園

終端の王と異世界の騎士

緋色の風車

国歌(サビ部分)

即ち…光をも逃がさぬ暗黒の超重力

即ち…星間超トンネル【新曲】

キミが生まれてくる世界

遺言

〈ハジマリ〉のクロニクル

国歌

以下の「続き」には、覚えている限り&流れて読めない私のメモの解読よりなされた、レポートが長々とつづられています。

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生誕当日の祭には参加できなかったので、後夜祭のみのレポート。

まずは復活のカミカミ王子の案内放送。

カミカミ王子は、最近ついったーを始めたらしく、前日の国王陛下生誕祭では、フォロワーがいないことを嘆いていたようですが、この日の放送では、フォローが500を超えたことを喜んでいました。

私も後で探さねば。

サイリウムと似て非なる物体」の使用方法と取り扱い注意の説明。

サイリウムと似て非なる物体は、謎の液体を封じ込め、使用者の生命力を吸い取り光るものらしい。

(余談ながら、次の日に朝なかなかおきられなかったり、疲れが抜けきっていない国民たちが多発したのは、この「サイリウムと似て非なる物体」に生体エネルギーを吸われすぎたため、とついったーで教えてもらった)

物販コーナーで「サイリウムケース」と銘打って売られているのは、国民の混乱をまねかないようにするために、わざとわかりやすい名前で売っている、とのこと。

そして、このサイリウムケースを買っていない不届きものは、パンツにでも入れていなさい、とのことでした(笑)

割れても知らないもんね、みたいな事も言ってました。

で、ステージ上のスクリーンで王様君が指示を出すので、それにしたがって灯すように、とのことでした。

さて、巷ではワールドカップなるものが開催され盛り上がっているようだけれども…

ここで、突然の謎賭け。

「ワールドカップとかけまして

revo陛下とときます」

そのこころは?

「どちらもサポーターが熱すぎるでしょう!」

座布団一枚!!

この日、TOHOシネマズで生中継もしていたのですが。

カミカミ王子は、3D映像にもしてみたいのだけれど…

と言ってました。

でも、心の準備ができていないので、やらないそうです(笑)

後で聞いたところによると、3D映像やってたみたいですね(笑)

(カミカミ王子が3Dで出てみたい、ということなのでしょうが)

それでは、映像になっても映える方々の登場です。

・光と闇の童話

・この狭い鳥籠の中で

・彼女が魔女になった理由

ニューマキシ、イドイドの曲3連発。

ダンサー達がかっこいいし。

メル、かっこいいし。

全ての曲を映像で見ると、なるほど!そうか!! と思うところ多々ありました。

ちなみに、ここで登場していた子役たちは、この後、生出演はできません。

時間の都合上。

で、曲が終わってMC・メル。

エリーゼ人形が言うことには。

「寂れた体育館。

まるで墓場みたいなコンサートね」

対してメルの答え。

「コンサートは、何時だって墓場からはじまるものさ」

観客からの拍手と喝采。

エリーゼ人形が、イライラしたように言う。

「うるさい、うるさい、うるさい!

私のメルメルにきやすく声をかけないでよ!!」

それに対し、メルが何を言ったのか…(私のメモが流れて判読不可能)

しかし、その答えに対しエリーゼが照れて頬を染めたのが可愛かった。

ここで、(一部)巷で人気の、森ゲーム!

エリーゼが早口で

「イドへ至る森へ(云々)森永へ至る(云々)イド!」

さあ、森へは何回至ったか!? 観客の諸君、あててみたまえ。

というゲーム。

正直、早すぎて何を言ったのか聞き取れず、はい?という感じだったので、当てられませんように、と予習を忘れた学生気分で他の人の回答を聞いてました。

正解は3回だったようです。

当てた方は、銀のエンゼル4枚をもらっておりました。

あと一枚は自力で当ててね、とのこと。

メルは、こんなにフレンドリーなキャラではない!

と、自分で自分に突っ込んでおられましたが。

いや、エリーゼと二人揃っての、そのツンデレぶり(?)かわいいですぜ、メルメル♪

メルメルの、客席の席番号を読み上げて、呼びかける時の

「大丈夫か? 死んでいるか!?」

は、ちょっとうけました。

何のタイミングで言ったのか忘れたけれど、

「心のタンス、オルタンス!」

という言葉が出てきまして。

大切なものをしまっておくのだそうです。

客席(というかローラン)みんなでHAPPY BIRTHDAYを歌いお祝い。

…ドイツ語で歌わせられたよ!(笑)

メル、日本語しゃべってるなら、あの曲くらい英語でも平気じゃないのか!?

そして、メルはもう戻るけれど、幻想楽団は交代しなくても平気か?と声をかけるメル。

…優しいし、フレンドリーやん(笑)

そうですか、大丈夫ですか、と納得してメルは森へと帰っていきました。

・霧の向こうに広がる世界 schwarzweiβ

シモツキン大活躍!

生シモツキン!!

ひゃっほぅ!

そして、紫のマントに、独特な仮面の男の登場…

まさかのアビス!!!

MC(?)・アビス

「んまあ、君たちは、自分のいないところで勝手に盛り上がってくれちゃって…!!」

と、いきなりの愚痴(笑)

ここで、アビスの軌跡を振り返る。

Elysion  ここがアビス黄金時代。

第一次遠征領土拡大 アビス対エビスの苛烈な戦いがあったらしい。

Roman アビス、出番なし…

復活の国王生誕祭!!

そして、第二次遠征領土拡大では、生まれ故郷の九州に(あれ?アビスの故郷は九州ではないのでは…)ニシキを飾り(だいぶ言葉が違う)

しかし、Moiraに至っては、穴掘りおじさんと変態神官に出番を奪われ、出る幕などまるでなし!

第3次領土拡大、昨年の国王生誕祭、出番はあったものの…

まさかのアクホラ(Across the Horizons)全面カット!?

そして、今夜…

再びの登場だーーーー!「あーーーーーっはっはっはっはっは!!!」

ということで、アビス大はしゃぎ。客席大喜び。

・エルの天秤

財布をぶん回し。

生「ざんねんだったねえ…」では観客から悲鳴が上がるほどでした。

・エルの肖像

「エルをみつけるだろう」「エルを求めるだろう」の部分は観客側が歌う一体感。

ここで、ママン登場。

ママンだけれど、曰く。

「クロエとして見てください」

何ゆえ!?

「何故か、公園(というか体育館)に集まっている暇な皆さん。

私、悩んでいるのです…

今夜の打ち上げで飲むものは、赤ワインが良いか、黒糖焼酎が良いか…」

客席から、両方!!という声が上がったが、それは飲み合わせが悪かろう、と思わず心の中で突っ込んでしまった私。

「…けれども、そんなものはどうでもいいのです。

本当はもっと深刻な問題で…。

私は噴水の周りを回ってみることにしました。

彼と会ったのはあれはある黄昏の雨の日。

寂れた郊外の公園だった…」

そして、出てくるシルクハットを被りモノクルつけた胡散臭い男。

「ボンソワール マドモァゼェール!(略)

君の話し相手になりたい!」

・黄昏の賢者

赤い本(何の本?)片手にクロエに近づくが、何故か逃げるクロエ(笑)

そして、ひっそりと出てきたわりに、サヴァンの台詞を横取りしたり、

産むべきか産まざるべきか、にあわせて両手で○×表示をしてみせたりするイヴェール。

サヴァンのネコネコダンスも見られて満足な私。むふーv

そして繋がる物語(ロマン、とルビ)

・11文字の伝言

音声だけだったけれど、能登さんボイスも聞けて、私再びむふーv状態

この曲だったような気がするけれど、指示なしで国民たちが青いサイリウム(に似て非なるもの)を灯してしまっていた気がする…

みんなが点けてるから、私も点けなくちゃいけないかな、と思ってしまうあたりが集団心理ってやつだね!

更に繋がる物語(ロマン)

・冬の伝言

イヴェールとママンのしんみりした雰囲気…

それが一転して

「さあ、奪い取って御覧なさい! イヴェール!!

おーーーーーほほほほほほほ!」

まさかの展開。でもイヴェールで繋がる物語。

・呪われし宝石

盗人らしく、顔半分を黒い布で隠すイヴェール。

ママン繋がり、なのか。

・焔

続いて

・朝と夜の物語

朝子・夜子の衣装が前回のコンサートと違っている、というの指摘がありました。

よくわかるなあ、皆…。

MC・イヴェール

イヴェールは冬しか出られないはずだったんだけど、みんなの思いが雪になり、いつでも出てこられるようになったらしいよ。

…みんなの思いって熱いものだと思ってたけれど、冷たさもあるんだね…とか思ってしまった私が一番冷たいかも!

そして、今日は別の役もやらなくちゃいけないんだ、と言いながら剣を持つイヴェール。

「こんなに人がいたら暑いから、一人や二人、減っても良いよね♪」

と言いながら楽団員に剣をつきつけるイヴェール。

「いやいや、イヴェールはそんな野蛮な事はしないよ?」

と、にっこり。

「そういえば、この墓(焔で使ったステージ上のお墓)要らないね、しまっちゃおう」

と言ってから、ふと思い出したように

「私の~お墓の前で~ 死なないで下さい~」

と歌うイヴェール。

…懐かしいな、おい!

というか、よく知ってるな、冬に連れ去られ生まれいづれなかった子よ!

とか思っていたら、次の曲

・海を渡った征服者達

コンキスタドーレ、キタコレ!

剣を携え、腕を振るイヴェールに思わず目が釘付け。

かっこいいやん!!! 

そして高いところで一緒に剣を携え腕を振るう大塚さんも、めっさかっこいい!

客席のローランたち…よく、ステージ上の皆さんと一緒に腕動かせますね…

私は愛が足りないからか、覚えていませんでした…

そして

・神々が愛した楽園

続く

・終端の王と異世界の騎士

大塚さんの声が渋くてステキすぎです。

はうわーーーー!

MC・じまんぐ

お待ちかねです。じまんぐの登場です。

「今回の新譜は買いましたかな。

…そう、イドへ至る森へ至るイド。

イドが名前なのか、地名なのか。

わけがわかりませんな(笑)」

などと言っているところへ、近衛兵の一人が近づき耳打ちする。

そこを襲おうとするじまんぐ

…襲うと言っても刃物でぶっすり、という意味じゃなく…うん、まあ…ある一握りの『おぢょうさん』たちの好きそうな?

それに対し、本気で嫌がり拒み逃げる近衛兵(笑)

「豪華な人たちによるメッセージがあります。

なんと、イベリア夫婦からビデオレターが届いているそうです」

とのこと。

ステージ上のスクリーンに映し出されるイベリア夫婦…あれ?砂嵐?

音声のみでした(笑)

「今回、revoの生誕祭だとかで誘われたが丁重に断った!

ライラと一緒に居た方がいいに決まっているだろう!」

「シャイたんってば、revoなんかの生誕祭と私とどっちが大事なのよ」

「勿論、ライラに決まっているだろう!」

みたいな音声が流れ。

そして、野原や森林のさわやかな映像と「しばらくお待ち下さい」の文字…

TOHOの、どこの劇場からだっけ? 何だか海外の地名がいくつか混じったTOHOシネマの名前だったような気がするけれど…

じまんぐ曰く

「…何やらムカツク二人でしたな…」

そして前半が終わり、後半は、会場が体育館なだけに、運動会が始まると言う…。

運動会?

「アキレス腱をよーく伸ばしてー」

と準備運動をするじまんぐ、一瞬、コサックダンスでも始めるのか、と思ってしまった私。

運動会を盛り上げる華麗なお姉さんたちの登場です!

・緋色の風車

今回は緋色のタオルではなく、緋色のサイリウム(に似て非なるもの)が回りました(笑)

ここで陛下到着。

じまんぐの「国歌斉唱!」の声、そして歌われるサビの部分。

そして続くは

・即ち…光をも逃がさぬ暗黒の超重力

ステージ上スクリーンに出てくる、ミニキャラクター・王様君に合わせて、皆で超←重↓力↑

…王様君、力↑でリオン君から飛び上がったあと、宇宙空間に行ってしまったのか、しばらく戻ってきませんでしたね…

さて、運動会です。

曲は、

・すなわち星間超トンネル

青森~北海道間の、あのトンネルとは何の関係もないそうです。

(ジェイクが何かツボッたらしく、笑いまくっていた時があったんだけれど、それは、この言葉だっただろうか…

別の言葉だった気もする…)

ステージ上の方々はもちろんのこと。

客席のローランみんなも参加です。

超←重↓力↑の比ではないくらい、飛びます跳ねます動きます。

先に練習もしたのですが、これが難しい!

わけがわからなくなってくる!

そして、練習時での陛下の「1!2!3!」の掛け声が、国民の声を反映しドイツ語となる!

せ、せめて中国語!!! もしくはフランス語!!!

いや、素直に日本語で!!!!(脳みそ貧弱だから)

ステージ上スクリーンの赤い体操着の王様君(赤様)と、青い体操着の王様君(青様)の指示でウェーブ、ウェーブ、ウェーブ!!

ウェーブに必死になって付いていこうとするあまり、曲が聴けない(苦笑)

最初の部分は、今までリリースした地平線の内容、そして今現在、私たちの周囲で起きている事件や出来事を並べている歌詞でした…

私の記憶力では、それが限界です。

プチMC・revo陛下

「ごくろう様だね、みんな。

これで疲れなかった人はアスリートだ!」

と言いながら、ステージ中央のせり出している道(?)に腰掛け、みんなにも座るように言う。

「ここからは、座って聞くような曲(ゆったりした曲)が一曲はあるから」

と、楽団の方へ向き直り、

「えいちゃんがね、最っ高の前奏曲を弾いてくれるよ、ね?」

と、笑顔で圧力をかける陛下。

さて、その前奏曲で始まった曲…

・キミが生まれてくる世界

そして、ゆったりとした曲が続く

・遺言

昨年に続き、今年もか!

いや、昨年は誕生日当日に歌っていたから、今年は後夜祭に持ってきたのですね。

…陛下は、5時1分、雨の日にお生まれになったそうです。

・<ハジマリ>のクロニクル

しめの曲として定着してますよね…

最後に、銀テープが降りました。

私のいるところまでは届きませんでしたが…

宴の締めくくりは陛下のお言葉で。

「いやー、ありがたいですよね、みんなにこうして祝ってもらえて…」

みたいなことを言い、嘘でもうれしいよね、とか自虐的なことを言い始める。

“嘘じゃないよーーーーー!!!!”と叫んだのは私だけじゃなかったな、うん。

「冗談冗談、嘘だったらこんな風に集まってくれないしね」

とか、言うけれど、自虐的な思いは若干あるのかもしれない。

「来年は生誕祭はやらないかも…」

みんな、えーーーー!?ですよ。

「同じステージにはしたくないし、曲も作りたいし…

みんなも聞きたいでしょ?

アルバム出さないって言ったら、えーーー!?って言うでしょ?」

確かに言うね(苦笑)

「(生誕祭は)ワールドカップみたいにね、数年に一度で良いと思うんだ。

7thも来るだろう!?」

もちろんさ!

そしてステージにしつらえた階段を登っていく陛下。

「来る時は軽かった足取りが、帰りは重いよ」

みたいなことを言ってました。

上のテラスにたどり着いたとき、誰かが“あと10秒!!!”と叫んだようです。

「だめだよ、あと10秒があと20秒になって、30秒、40秒って伸びていっちゃうでしょ」

と微笑みつつ、優しくたしなめる陛下。

…しかし陛下、そのお言葉を述べている間にも既に23秒(以上)が過ぎてしまいましたよ?(笑)

「行くぞリオン!」

の声とともに下がる陛下。

そしてスクリーン右から左へと、陛下を乗せたリオン君のシルエットが走りぬける。

流れる国歌。

1番2番を斉唱。

これにて、後夜祭、終了…

帰ろうとした時、後ろの席にカーキ色のジャケットが落ちているのを発見。

側にいたスタッフさんに届けたけれど、落としたローランは無事に受け取れただろうか。

オマケ

一緒に行ってくれたMさんと共に帰りながら、昨年の生誕祭で「ケーキ食べて景気回復!」っていうギャグ言ってたよね、と話す。

その所為でだと思うが、その日の夢に陛下が登場してくれる(嬉!)

「ケーキ、食べきれなかったんだ…この半分、食べてもらえるかな?」

と困ったように言う陛下の差し出すケーキには、王様君の絵が描かれてあるチョコプレート。

それが、きれいに半分に割れている。

これはどうやってこんなにきれいに半分に割ったんだろう…。

手で割ったならば、こんなきれいに真っ二つにはならないだろうし。

包丁で切ったならば、粉々になるだろうし…

いや、それよりも写真!写メ!うわーーー、どうしよう!!!

とパニくっていたところに、目覚まし時計のアラーム音。

う…せめて一口でも食べればよかった…