サンホラー de さだまさらー

Sound Horizonのこと、さだまさしのことなどを書いています、多分

2010-12-18「合言葉は「メルヘン」ゆってごらん!(by川原泉)」

今月15日に発売になった、サンホラの7枚目のニューアルバム(臣民は、第7の地平線、と呼ぶ)「Märchen」(メルフェン)

携帯で見るとき、äが文字化けするらしいので、カタカナでも書いておきます。

半年前の6月に、プロローグ・マキシ、と銘打ったマキシシングルの続きとなります。

このマキシ、「童話は、何刻だって墓場から始まるものさ…」という、おどろおどろしい文章(あおり文句、かなあ?)が付いておりました。

今回のめるへん(面倒くさいので平仮名表記)聴いて、ああ、確かにこりゃあ…墓場だ、と思いました。

15日に購入し(特定のアニメイトに限り、初回特典盤購入一枚につき特別がチャ一回、という言葉に乗せられ他県のアニメイトまで買いにいった馬鹿がここに居るよ)、帰って来たときに、三国恋戦記をやりながら聴こうとして、挫折しました。

ええ、ええ、考えるまでも無く、そんな事をするのが間違えていたのです。

「間違ってる、そんな行動は間違ってるんだ」(クロセカ…後に記述)

何かしながら聴くにはふさわしくない音楽です。

初回特典版、CDとは思えぬ分厚さと大きさ…。

軽く本の域ですよ、これ。

とりあえず、歌詞カード…もとい、歌詞小ブックを読みながら一度聴いたとき、一曲目に、有名クラシックが数曲、使われていることに驚きました。

Revo陛下が…? 他の人の曲、ってクラシックだけど、を挿入してる?

今まで、こんなこと無かった…気がしますね。

自分の作った曲の旋律を幾度も重ねて使用、ということはあったとは思うけれど。

エリーゼのためにベートーヴェン

アイネ・クライネ・ナハトムジークモーツァルト

第九(ベートーヴェン

幻想即興曲ショパン

展覧会の絵、プロムナード(ムソルグスキー

ペールギュント、山の魔王の宮殿にて(グリーグ

かな。使っていたのは。

多分、意味あって使ったんでしょうねえ、陛下のことですもの…。

マキシの文章、7枚目アルバム題名「メルフェン」。

曲を聴くと、グリム童話を元にした曲のようで…。

まさか本当に内容まで「メルヘン(童話)だったのか!」とは思いもよりませんでしたとも。

ざっと一回聴いた限りでは、6月のマキシは確かに7枚目アルバムのプロローグ編となっていました。

そして、昨日、今日、と詳しく聴いたのですが…。

うん、考察がさっぱり出来ません(早くも諦めた)

“曲の考察でしたらご心配なく 、すでに十分すぎる程されておりますので。 けれどもキミはここでさよなら”

「残念だったね♪」(Elysion

ということで、純粋に曲だけ聴いておきます。

師匠が、今回のアルバムは舞台がドイツなら、クロセカ(同人時代に出したChronicle 2ndというアルバム)で出てくる、アーベルジュ将軍の敵になった相手が出てくるんじゃないかな、と半年前にポツリと呟いていました。

確か、5枚目アルバムRomanで、「アルベルジュ将軍に続けー!」という台詞が入っていました。

そして、今回は、確かに、「ゲーフェンバウアー将軍に続けー!」という台詞が…。

アーベルジュ(アルベルジュ)将軍の敵になった相手が、ゲーフェンバウアー将軍となります。

師匠の予告は当たりました。

…げに恐ろしきは「黒の書」、ですかな…クロセカに出てくる、すべてが記されているというカルト教団が崇めている書物。

でも、ゲーフェンバウアー将軍だけではなく。

コルテスの名が出てきたり。

「きっと僕のElys(エリス)」と4枚目アルバムのElysion ~楽園幻想物語組曲~を彷彿させる歌詞。

物語を「ロマン」と読む部分があることなど。

他のアルバムの内容も思い起こさせる歌詞やらメロディやらが、随所に聴かれました。

(考察ページなどを見ると、薔薇の塔で眠る姫君、に出てくる魔女が、Elysionの【魔女とラフレンツェ】に出てくる魔女・オルローズのよう、などもありましたが、細かい部分までは聴き取れなかったりするので、列挙はしません)

やっぱり、今回もお腹いっぱい過ぎるほどのネタをてんこ盛り。

毎回、毎回、捌き切れません、とてもじゃないけれど(苦笑)

そして、7、という数字にこだわり抜いた歌詞ブック。

同人出身って…そういうところ、すごいよね、いろんな意味で。

ということで。

7枚目のアルバムタイトルが決まった時から、川原泉の「ゲートボール殺人事件」に出てきた「合言葉は「メルヘン」ゆってごらん!」という台詞が頭を占めていました。

そんなわけで、今日の日記タイトルが、あんなのです。

年末にあるコンサートと、年が明けてからある追加公演が終わるまで、多分、頭の中を占めると思います。

いや、悪くすると、このアルバムを聴く度に、一人ごちる可能性が…。